PLESK 7.5 RELOADED > Pleskの拡張機能

作成ユーティリティ

作成ユーティリティを使用すると、クライアントアカウント、ドメイン、ホスティングアカウント、管理ドメイン選択設定およびサービスをコマンドラインで作成、管理できます。

クライアントアカウントを管理するには、/usr/local/psa/bin/内のclient.shユーティリティを使用します。以下のコマンドおよびオプションを使用できます。

表 A.1.

コマンド パラメータ アクション
--create or -c <login_name> 新しいクライアントアカウントを作成する
--update or -u <login_name> クライアントアカウントを更新する
--remove or -r <login_name> クライアントアカウントを削除する
--info or -i <login_name> クライアント情報を取得する
--on <login_name> クライアントアカウントを有効化する
--off <login_name> disables client account
--help or -h   ユーティリティの使用方法についてのヘルプを表示する
オプション パラメータ 説明
-status <true|false> クライアントアカウントを無効化/有効化する(デフォルト:true)
-company <string> 企業名
-name <string> 担当者名(作成必須)
-login <login_name> コントロールパネルログイン名(更新コマンドとのみ使用可能)
-passwd <passwd> コントロールパネルパスワード(作成必須)
-phone <number> 電話番号
-fax <number> ファックス
-email <string> E-mail
-addr <string> 町名
-city <string>
-state <string> 州/県
-pcode <string> 郵便番号
-country <string>
-notify <true|false> クライアントアカウントの作成通知の有効化/無効化

クライアントアカウントを編集するには、/usr/local/psa/bin/内のclient_pref.shユーティリティを使用します。以下のコマンドおよびオプションを使用できます。

表 A.2.

コマンド パラメータ アクション
--update or -u login_name 既存のクライアントアカウントを更新する
--info or -i login_name クライアント情報を取得する
--help or -h   ユーティリティの使用方法についてのヘルプを表示する
オプション パラメータ 説明
-create_domains <true | false> ドメインの作成をクライアントに許可する
-manage_phosting <true | false> 物理的ホスティングの管理を許可する
-change_limits <true | false> ドメイン制限の変更を許可する
-manage_dns <true | false> DNSの管理を許可する
-manage_log <true | false> ログローテーションの管理を許可する
-manage_crontab <true | false> クローンタブ(スケジューラ)の管理を許可する
-manage_anonftp <true | false> Anonymous FTPの管理を許可する
-manage_webapps <true | false> Javaアプリケーションの管理を許可する
-manage_maillists <true | false> メーリングリストの管理を許可する
-manage_sh_access <true | false> システムアクセスの管理を許可する
-manage_subdomains <true | false> サブドメインの管理を許可する
-manage_quota <true | false> ハードディスククォータの変更を許可する
-make_dumps <true | false> バックアップ/復元機能の使用を許可する
-max_dom <number> 使用可能なドメインの数を制限する(-1は無制限)
-disk_space <number> 使用可能なディスク容量を特定の値に制限する(メガバイト単位)
-max_traffic <number> 使用可能なトラフィックを特定の値に制限する(メガバイト単位)
-max_box <number> 使用可能なメールボックスの数を特定の値に制限する
-mbox_quota <number> メールボックスクォータを特定の値に制限する(キロバイト単位)
-max_redir <number> メールリダイレクトの数を制限する
-max_mg <number> メールグループの数を制限する
-max_resp <number> メール自動応答の数を制限する
-max_wu <number> webユーザの数を制限する
-max_db <number> データベースの数を制限する
-max_maillists <number> メーリングリストの数を制限する
-max_webapps <number> 許可するJavaアプリケーションの数を制限する
-max_subdom <number> サブドメインの数を制限する
-expiration <date> クライアントアカウントの有効期間を制限する
-ip_pool <add|del>:<ip1>,<ip2>,..,<ipN> クライアントのIPプールに/からIPアドレスを追加/削除する

<number>タグは正整数(または0)を意味します。<date>タグは以下の形式の日付を意味します:'YYYY-MM-DD'。

クライアントアカウントについて制限が可能な設定について、無制限としたい場合は値 '-1'を指定します。

希望の結果を出すまでに必要な-ip_poolオプションの数も、例えば、次のように指定できます。 client_pref.sh -u 'c1' -ip_pool add:127.0.0.1,127.0.0.2 -ip_pool del:127.0.0.3

ドメインを管理するには、/usr/local/psa/bin/内のdomain.shユーティリティを使用します。以下のコマンドおよびオプションを使用できます。

表 A.3.

コマンド パラメータ アクション
--create or -c <domain_name> 新しいドメインを作成する
--update or -u <domain_name> 既存のドメインを更新する
--remove or -r <domain_name> 既存のドメインを削除する
--info or -i <domain_name> ドメイン情報を取得する
--on <domain_name> ドメインを有効化する
--off <domain_name> ドメインを無効化する
--shells or -s   使用可能なシェルをリストする
--help or -h   ユーティリティの使用方法についてのヘルプを表示する
オプション パラメータ 説明
-status <true|false> ドメインをon/offにする(デフォルト:true)
-dom_user <true|false> ドメインレベルユーザアカウントをon/offにする(デフォルト:false)
-du_passwd <passwd> ドメインレベルユーザのパスワードを設定する
-dns <true|false> ドメインのDNSゾーンをon/offにする(デフォルトではDNSテンプレートステータス)
-www <true|false> www接頭辞を追加する(デフォルト:true)
-hosting <true|false> enables/disables hosting for the domain (default: false)
-hst_type <phys|std|frm> 指定のホスティングタイプを設定する(デフォルト:物理的)
-target_url <URL> ターゲットURLを設定する(hst_typeが "std"または"frm"の場合は必須)
-ip <ip_address> ip address
-login <login> FTPユーザログイン名(ホスティングタイプが物理的の場合は必須)
-passwd_type <plain|crypt> FTPユーザパスワードタイプ(デフォルト:プレーン)
-passwd <password> FTPパスワード(デフォルトではパスワード設定なし)
-shell <shell_name|help> システムシェル(使用可能なシェルをリストするには、-shellsコマンドを使用)
-hard_quota <MB> ハードディスククォータ(0は無制限)
-fp <true|false> ドメイン上のFrontPageサポートをon/offにする(デフォルト:false)
-fp_ssl <true|false> ドメイン上のFrontPageのSSLサポートをon/offにする(デフォルト:false)
-fpauth <true|false> FrontPageオーサリング(デフォルト:false)
-fplogin <login> FrontPageログイン名
-fppasswd <password> FrontPageパスワード
-ssi <true|false> ドメイン上のSSIサポート(デフォルト:false)
-php <true|false> ドメイン上のPHPサポート(デフォルト:false)
-cgi <true|false> ドメイン上のCGIサポート(デフォルト:false)
-perl <true|false> ドメイン上のPerlサポート(デフォルト:false)
-asp <true|false> ドメイン上のASPサポート(デフォルト:false)
-python <true|false> ドメイン上のPythonサポート(デフォルト:false)
-coldfusion <true|false> ドメイン上のColdFusionサポート(デフォルト:false)
-ssl <true|false> ドメイン上のSSLサポート(デフォルト:false)
-webstat <true|false> ドメイン上のWebalizerサポート(デフォルト:false)
-err_docs <true|false> ドメイン上のカスタムエラードキュメントサポート(デフォルト:false)
-log_rotate <true|false> ログローテーションステータス(デフォルト:true)
-log_bysize <KB> ログローテーションをサイズごとに有効化する
-log_bytime <daily|weekly|monthly> ログローテーションを時間ごとに有効化する(デフォルト:毎日)
-log_max_num <number> ログファイルインスタンスの最大数を定義(デフォルト:3)
-log_compress <true|false> ログファイル圧縮を有効化する(デフォルト:true)
-log_email <email> E-mailへのログファイル送信を有効化する
-clogin <login> ドメインが属する既存クライアントのログイン(ドメイン作成には必須)
-mail_service <true|false> ドメインのメールサービスをon/offにする(デフォルト:true)
-notify <true|false> ドメイン作成通知を有効化する

ドメインレベル選択設定を管理するには、/usr/local/psa/bin/内のdomain_pref.shユーティリティを使用します。以下のコマンドおよびオプションを使用できます。

表 A.4.

コマンド パラメータ アクション
--update or -u domain_name ドメイン選択設定を設定する
--info or -i domain_name ドメイン選択設定情報を取得する
--help or -h   ユーティリティの使用方法についてのヘルプを表示する
オプション パラメータ 説明
-disk_space <MB> 使用可能なディスク容量を制限する
-max_traffic <MB/Month> ドメインのトラフィック量を制限する
-max_box <number> メールボックスの数を制限する
-mbox_quota <KB> メールボックスクォータを制限する
-max_redir <number> メールリダイレクトの数を制限する
-max_mg <number> メールグループの数を制限する
-max_resp <number> メール自動応答の数を制限する
-max_wu <number> webユーザの数を制限する
-max_db <number> データベースの数を制限する
-max_maillists <number> メーリングリストの数を制限する
-max_webapps <number> 許可するJavaアプリケーションの数を制限する
-max_subdom <number> サブドメインの数を制限する
-expiration <YYYY-MM-DD> ドメインの有効期間を制限する
-www <true|false> ドメインのwww接頭辞
-wuscripts <true|false> Webユーザのスクリプトのサポートを有効化する
-webmail <true|false> Webmailの使用を許可する
-no_usr <bounce:txt|email> 存在しないユーザ宛てに受信したメールへのキャッチオール機能を設定する(現在は一般的に使用されていません。今後のリリースでこの機能は削除される予定です)
-keep_traf_stat <number> システムでNヶ月分のトラフィック統計を保持するよう設定する(統計を削除しない場合は0を指定)

メールアカウントを管理するには、/usr/local/psa/bin/内のmail.shユーティリティを使用します。以下のコマンドおよびオプションを使用できます。

表 A.5.

コマンド パラメータ アクション
--create or -c <mail_name>@<domain> メールアカウントを作成する
--update or -u <mail_name>@<domain> メールアカウントパラメータを更新する
--remove or -r <mail_name>@<domain> メールアカウントを削除する
--on <domain> ドメインのメールサービスを有効化する
--off <domain> ドメインのメールサービスを無効化する
--info or -i <mail_name>@<domain> メールアカウント情報を取得する
--help or -h   ユーティリティの使用方法についてのヘルプを表示する
オプション パラメータ 説明
-cp_access <true|false> コントロールパネルアクセスを有効化する
-mailbox <true|false> メールボックスを作成/削除する
-passwd <passwd> メールボックスパスワードを設定する
-boxpass <passwd> オプション"passwd"で一般に使用されていないエイリアス(このオプションは今後のリリースで削除される可能性があります)
-passwd_type <plain|crypt> メールボックスパスワードのタイプを指定する。パスワードが指定されていない場合は無視されます。
-mbox_quota <KB> メールボックスクォータを任意の値に制限する
-aliases <add|del>:<name1[,name2]> メール名へ/からメールエイリアス(複数可)を追加/削除する
-mgroups <add|del>:<list1[,list2]> メールグループへ/からメール名を追加/削除する
-redirect <true|false> メールリダイレクトをon/offにする
-rediraddr <addr> アドレスにリダイレクトを設定(リダイレクトが有効化されている場合は必須)
-group <true|false> メールグループをon/offにする
-groupmem <add|del>:<addr1[,addr2]> メールグループへ/からアドレスを追加/削除する
-repo <add|del>:<file1[,file2]> 添付レポジトリへ/からファイルを追加/削除する
-autorsp <true|false> すべての自動応答をon/offにする
-autoname <name> 自動応答名(すべての自動応答オプションについて必須)
-autostatus <true|false> 指定した名前の自動応答をon/offにする
-autoreq <subj|body>:<string> or <always> 指定したパターンが件名または本文で使用された時にアクティブにするか、常に応答するか、自動応答の条件を定義する
-autosubj <original|string> 自動応答内に設定する件名 ("Re: <受信件名>")またはカスタマイズされた文字列
-auto_replyto <string> 自動応答メッセージ内に設定する返信アドレス
-autotext <string> 自動応答メッセージのテキスト
-autoatch <add|del>:<file1[,file2]> 自動応答添付ファイルを追加/削除する
-autofrq <number> 同じ日に同一のE-mailアドレスに返信する最大回数を定義する
-autostor <number> 自動応答に格納する同一アドレスの数を定義する
-autored <addr> メール受信ごとに転送する送信元E-mailアドレスを定義する
-drweb <in|out|inout|off> アンチウィルスフィルタを管理する。

メールアカウントのスパムフィルタ設定を管理するには、/usr/local/psa/bin/内のspamassassin.shユーティリティを使用します。以下のコマンドおよびオプションを使用できます。

表 A.6.

コマンド パラメータ アクション
--update or -u <mail_name>@<domain> 指定したメールアカウントのスパムフィルタ設定を変更する
--info or -i <mail_name>@<domain> 指定したメールアカウントのスパムフィルタ設定を表示する
--help or -h   ユーティリティの使用方法についてのヘルプを表示する
オプション パラメータ 説明
-server-conf <true|false> サーバ単位の設定を使用
-hits <digit> スパムとしてマークするのに必要な文字
-action <del|mark> スパムメッセージの処理方法
-modify-subj <true|false> スパムメッセージの件名を変更する
-modify-subj-text <string> スパムメッセージの件名に指定のテキスト文字列を挿入する
-blacklist <add|del>:<pattern1[,pattern2]> ブラックリストに/からE-mailのパターン(複数可)を追加/削除する
-whitelist <add|del>:<pattern1[,pattern2]> ホワイトリストに/からE-mailのパターン(複数可)を追加/削除する

サブドメインを管理するには、/usr/local/psa/bin/内のsubdomain.shユーティリティを使用します。以下のコマンドおよびオプションを使用できます。

表 A.7.

コマンド パラメータ アクション
--create or -c <subdomain> -domainオプションで指定したドメインのサブドメインを作成する
--update or -u <subdomain> -domainオプションで指定したドメインの既存のサブドメインを更新する
--remove or -r <subdomain> -subdomainsオプションで指定したサブドメインを-domainオプションで指定したドメインから削除する
--info or -i   サブドメインの情報を取得する
--help or -h   ユーティリティの使用方法についてのヘルプを表示する
オプション パラメータ 説明
-domain or -d <domain_name> サブドメインを作成する先のメイン(親)ドメインを指定するのに使用
-new_name <new_subdomain> サブドメイン名を指定した名前に変更する(このオプションは新規サブドメインを作成する際は使用できません)
-ftp_user <native|main> このサブドメイン(ネイティブ)に別のFTPユーザアカウントを使用する、またはメインドメインと同じFTPユーザアカウントを使用する。デフォルトでFTPメイン(親)ドメインのアカウントはサブドメインの管理に使用されます。
-login <login> FTPユーザログイン名(別のFTPアカウントが使用されている場合に指定可能)
-passwd <password> FTPパスワード(デフォルトではパスワードは設定されていません。別のFTPアカウントが使用されている場合のみ指定可能)
-hard_quota <MB> ハードディスククォータ(тАЬ無制限тАЭにはデフォルト設定の0を使用)。別のFTPアカウントを使用している場合にこのオプションを指定できます。
-ssi <true|false> サブドメイン上のSSIサポート(デフォルト:false)
-php <true|false> サブドメイン上のPHPサポート(デフォルト:false)
-cgi <true|false> サブドメイン上のCGIサポート(デフォルト:false)
-perl <true|false> サブドメイン上のPerlサポート(デフォルト:false)
-asp <true|false> サブドメイン上のASPサポート(デフォルト:false)
-python <true|false> サブドメイン上のPythonサポート(デフォルト:false)
-coldfusion <true|false> サブドメイン上のColdFusionサポート(デフォルト:false)
-subdomains or -s <subdomain[,...]> 削除またはそのサブドメイン情報を取得すべきサブドメインを指定するのに使用(それぞれ、--removeコマンド、 --infoコマンドを使用)。 デフォルトで--infoコマンドはすべての既存サブドメインの情報を出力します。

メーリングリストを管理するには、/usr/local/psa/bin/内のmaillist.shユーティリティを使用します。以下のコマンドおよびオプションを使用できます。

表A.8.

コマンド パラメータ アクション
--create or -c <maillist> メーリングリストを作成する
--update or -u <maillist> メーリングリストのプロパティを更新する
--remove or -r <maillist> メーリングリストを削除する
--info or -i <maillist> メーリングリストの参加者を表示する
--help or -h   ユーティリティの使用方法についてのヘルプを表示する
オプション パラメータ 説明
-domain <domain_name> メーリングリストを作成する先のドメインを指定するのに使用
-passwd <password> メーリングリストの管理者パスワードを設定する('create'コマンドのみで指定可能)
-email <email> メーリングリストの管理者E-mailを設定する('create'コマンドのみで指定可能)
-notify <true|false> メーリングリストの管理者にメーリングリスト作成について通知する(デフォルト:true。'create'コマンドのみで指定可能)
-status <true|false> メーリングリストをon/offにする(デフォルト:true)
-members <add|del>:<email1>,..,<emailN> メーリングリストに/からE-mailアドレスを追加/削除する

データベースを管理するには、/usr/local/psa/bin/内のdatabase.shユーティリティを使用します。以下のコマンドおよびオプションを使用できます。

表A.9.

コマンド パラメータ アクション
--create or -c <db_name> データベースを作成する
--update or -u <db_name> データベースを更新する:DBユーザの追加、編集、削除
--remove or -r <db_name> データベースを削除する
--help or -h   ユーティリティの使用方法についてのヘルプを表示する
オプション パラメータ 説明
-domain <domain_name> ドメイン名
-type <mysql> データベースのタイプ
-passwd <passwd> ユーザパスワードを設定する
-add_user <login_name> 任意の名前のユーザを追加する
-update_user <login_name> 任意の名前のユーザを更新する
-remove_user <login_name> 任意の名前のユーザを削除する
-user_name <login_name> ログイン名を設定する("update_user"オプションで指定可能)

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