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物理的ホスティングを設定する

物理的ホスティングを設定するには、以下の手順で実行します。

  1. ホスティングタイプ選択ページで物理的ホスティングラジオボタンを選択します。[OK]をクリックします。物理的ホスティング設定ページが表示されます。

  2. SSL対応チェックボックスを選択します。SSL証明書はWebセッションの追加のセキュリティを提供します。SSL証明書はe-コマースおよびその他プライベートアプリケーションまたは社外秘アプリケーションに頻繁に使用されます。SSLを有効にすると、FTPアカウント内にhttpsdocsディレクトリが作成され、httpsプロトコルが提供されます。結果として、ユーザはドメインにコマンド https://newdomain.com でアクセスすることになります。クライアントにSSLを実装する権限を与えたい場合、SSL対応ボックスをチェックします。

  3. FTPログイン名とパスワードを設定する必要があります。FTPはエンドユーザにインターネットサイトへ/からリモートPCへのアップロードとダウンロードを許可します。FTPサービスを提供したい場合は、[FTPログイン]ボックスをクリックします。ログイン名を入力するか編集し、ドメイン上のFTPファイル転送サービスに使用できるようにします。

    互換性を保つため、FTPユーザ名は16文字以下にしてください。FreeBSDオペレーティングシステムは16文字以上のユーザ名をサポートしておらず、RedHat Linuxを稼動しているクライアントは16文字以上の名前(RedHat Linux OSでは使用可)を登録できるシステムを持っておりRedHat Linuxでバックアップされたデータの復元中にFreeBSDへのマイグレートを試みると問題が発生します。

    またユーザ名に"mailman"等のシステムの予約語を使用することはできません。

  4. [FTPパスワード]テキストボックスをクリックして、パスワードを入力または編集します。

  5. [パスワード確認]テキストボックスへTabキーで移動し、確認用にパスワードを再入力します。

    FTPパスワードを指定する必要があります。パスワードを指定しないと、FTPユーザは作成されるFTPアカウントにログインできません。

  6. ハードディスククォータフィールドでそのドメインで使用可能なディスク容量の制限を設定できます。

  7. ユーザにSSHまたはTelnetを介したサーバ上の自らのホームディレクトリへのアクセスを許可する必要がある場合は、[FTPユーザの信用情報でサーバにシェルアクセス]オプションを使用します。管理者が”chrootedシェル”オプションを選択していない限り、定義されている権限によっては、ユーザはホームディレクトリ外のサーバファイルシステムもブラウズできる場合もあります。セキュリティ上の理由から、シェルアクセスは禁止するようお薦めします。

    顧客のchrooted環境へのログイン許可を選択できます。これはサーバでホストされているドメインのリストやインストールされているソフトウェアの情報など、ユーザが操作を許されていない情報にアクセスするのを防ぐためです。ただし、chrooted環境を使用しても、root特権の取得やDoS攻撃などカーネルへの攻撃を受けた際にデータを保護することはできません。chrooted環境内でも、root特権を持つユーザはサーバ不具合を招く恐れがあり、機密データの取得を防ぐこともできません。

  8. Microsoft FrontPage Server Extensionsの使用を許可するには、Microsoft FrontPage support および Microsoft FrontPage over SSL対応のチェックボックスをチェックします。認証はデフォルトで無効に設定されています。セキュリティ上の理由からMicrosoft FrontPage extensionsを利用する時にだけ認証を有効にしてください。Microsoft FrontPageはMicrosoftのWebパブリッシングツールです。クライアントのWebサイトを作成するのに最もよく使用されるツールです。Microsoft FrontPageは特殊な機能を提供するいくつかの拡張を含みます。ドメインでこれらの拡張をサポートするには、FrontPage対応ボックスをチェックします。

  9. オーサリングオプションにタブで移動します。Microsoft FrontPageを使用してWebサイトのリモート編集を認証したり無効にできます。この設定は管理者、クライアント、ドメイン管理者がコントロールパネルにログインして変更できます。セキュリティ上の理由から、サーバ管理者はクライアントとドメイン管理者にMicrosoft FrontPageのオーサリングは使用する時以外は無効にしておくよう通知する必要があります。Microsoft FrontPageのオーサリングを有効にするには、該当するオプションを選択します。Microsoft FrontPageのオーサリングをオフにするには、[オーサリング無効]オプションを選択します。

  10. FrontPageのオーサリングを選択すると[FrontPage Adminログイン]、[FrontPage管理者パスワード]、[パスワードの確認]フィールドを入力する必要があります。ログインとパスワードはMicrosoft FrontPage使用中にドメインにログインする際に使用します。各ボックスをクリックして任意のログインとパスワードを入力します。

  11. [Apache ASP対応]チェックボックスにTabキーで移動します。これを有効にすると、埋め込みコードを使用した動的Webアプリケーションの開発が可能になります。

  12. [SSI対応]チェックボックスにTabキーで移動します。SSIはserver-side includeの略で、情報がリクエストされた際にWebサーバをWebページのために動的に生成されたデータに向かわせるHTMLコメントの一種です。またSSIはプログラムの実行、結果の挿入などにも使用できます。このためWeb開発者にとって力強いツールです。クライアントがSSI対応を望んでいる場合は、[SSI]チェックボックスをチェックします。

  13. [PHP対応]チェックボックスにTabキーで移動します。PHPはサーバベースのHTML埋め込みスクリプト言語で、動的Webページを作成するのに使用します。クライアントがHTMLドキュメントのPHPスクリプト対応を望んでいる場合は、PHPボックスのチェックボックスをチェックします。

  14. [CGI対応]チェックボックスにTabキーで移動します。CGIはWebサーバが同じマシン上の他のソフトウェアとどのように通信するか、および他のソフトウェア(CGIプログラムをベースにした)がどのようにWebサーバに応答するかを記したルールのセットです。クライアントがCGI対応を望んでいる場合は、[CGI]ボックスのチェックボックスをチェックします。

  15. [mod_perl対応]チェックボックスにTabキーで移動します。Perlはハイレベルなインタープリタプログラム言語です。Perlは多くの自動的なタスクの実行に使用されており、システム管理者の間ではとてもポピュラーな言語です。多くのCGIプログラムはPerlで書かれています。クライアントがPerl対応を望んでいる場合は、[Perl対応]チェックボックスをチェックします。

  16. [mod_python対応]チェックボックスにTabキーで移動します。Pythonはインタープリタされた、インタラクティブなオブジェクト指向のハイレベルな言語です。Pythonは多くのシステム管理タイプのタスクとCGIプログラミングに有効で、グラフィカルユーザインターフェース開発支援に広く使用されます。クライアントがPython対応を望んでいる場合は、[Python対応]チェックボックスをチェックします。

  17. [ColdFusion対応]チェックボックスにTabキーで移動します。これを有効にすると、ColdFusionスクリプトが有効になります。

  18. [Web統計]チェックボックスにTabキーで移動します。Web統計を有効にするとドメインのグラフィカルな統計パッケージがインストールされます。

    Web統計を有効にしたら、パスワードで保護されたディレクトリplesk-statのパスワードを作成するチェックボックスを選択して統計へのアクセスを制限するようお薦めします。統計へはFTPログインとパスワードを使用して https://domain.tld/plesk-stat/ などのURL経由でアクセスできます。セキュリティ上の理由から、FTPアカウントへのログインと統計へのログインには異なるパスワードを使用するようお薦めします。統計ディレクトリにアクセスするためのパスワードは、パスワードで保護されたディレクトリのプロパティで変更できます。

    Web統計は、https://domain.tld/plesk-stat/webstat、セキュアWebサーバ統計は、https://domain.tld/plesk-stat/webstat-ssl、FTP統計は、https://domain.tld/plesk-stat/ftpstat、 Anonymous FTPは、https://domain.tld/plesk-stat/anon_ftpstat にそれぞれアクセスして閲覧します。

  19. カスタムエラードキュメントチェックボックスにTabキーで移動します。このオプションを選択すると、ドメインのエラードキュメントがFTPを介してアクセス可能な場所に保存され、ユーザが自分のWebサーバエラードキュメントをカスタマイズできるようになります。

  20. ドメインのホスティングサービスについて必要な設定をすべて終えたら、[OK]をクリックします。


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